ITと高年齢者(1)

2012/02/21

高齢と言えども、現役である間は元気でなければいけないと思っています。
ただ、ひがみ根性かも知れませんが、元気過ぎるのも若い人から 『疎んじられる』気もします。

同年輩の中小企業経営者達に、「今の経営は、“IT”の世界からは避けて通れない時代になりましたね...」と申し上げると、「私は、この世界ノ-タッチですよ」と多くの人が言われます。確かに、私自身もそう思っていました。

我が社では、毎月月初に営業会議を開催しています。もう一年前になりますが、私の役目になっている販売促進事前資料が、今まさに大きく変化している“IT”時代の対応が、盛り込まれていないのに気づきました。

勿論当時、当社でも通信販売部門(営業内務事務の兼任部門)として、カタログ販売とWeb販売をしておりましたが、この部門での確立されたマーケティング戦略があった訳ではありません。
しかし、この部門での売上や粗利益は、営業部全体に対する貢献度が片手間とは言えない実績に育ってくれていました。

時代遅れも甚だしいのですが、現在マーケティング1からマーケティング2への移行していることを、この時初めて知りました。
いわば古いマーケティング戦略をかざして会議をしていたことになります。

このマーケティング2の世界、せめて話されることや書かれていることが、少しは解るようにならなければ「売上を上げろ!利益を増やせ!」とも言えないことに気付きました。

この“IT”は、小さな字が見えない、根気が続かないなど問題もありますが、見方を替えれば高齢者に向いている世界でもあるような気がします。

次回は、「何故“IT”が高齢者に向いているのか?」ここに切り込んだみたいと思います。