バーチャル観光の行方

2012/08/07

以前、“バーチャル元気館”構想を紹介しましたが、その後多少前進が見られましてので、中間報告をさせていただきます。

当初の想いとは少しかけ離れて来ましたが、いろんなバーチャルキャリアを積むことも、発想の幅が広がることなのかも知れません。

それは事務局側(下関商工会議所観光部会)から出された『旅プラン下関ダービー(仮称)』なる企画です。

企画書の冒頭には、
「三人のプランナーによって下関観光プランを紹介し、一般のユーザーに評価して貰う事で、潜在的な魅力の掘り起こしや、既存観光スポットに対する再評価などを収集し、新たな観光アプローチを求める事業者への情報源コーナーとします」
とうたってあります。

この場合プランナーの選択が重要になってきますが、これには学生さん、主婦、地元タレントさん、会社経営者を想定しているようです。

テーマは“食と癒し”“景観と歴史”“遊びとスポーツ”が挙がっており、プラン条件としては一泊2日、昼食2食分、夕食1食分、観光地3カ所以上で、紹介スポットをプランナー自身がビデオ撮影するこになっています。

そこで自分がプランナーなら、どのようなテーマで、何処を案内するだろうかと想像をして見ました。

テーマは“発祥の地下関”として、先ず「近代日本発祥の地」、「河豚・雲丹・鯨食文化発祥の地」、そして「生業(なりわい)発祥の地」を切り口として紹介をしたものだと思っています。

改めて思ったことですが、発祥の歴史を観光スポットにするためには、どうしても視覚に訴える必要があります。

幅広く観光客を誘致するには、まだまだあらゆる角度での観光施策が必要に思われてなりません。

この企画が、地域活性に生かされることを願って止みません。